2007年7月27日金曜日

緊急・重要: 電気機器学基礎 受講者の皆様へ

電気機器学基礎の受講者の皆様
電気機器学基礎の期末試験を7/30に受けようと思っている皆様!!

講義補足資料 Version: 0:00 JST 27th July 2007
公開のお知らせ

講義ノートとしてはついに最後まで完成度が低いままなので申し訳ないのですが、試験期間に入って「格調高い」大量の資料を見せられても学生としては迷惑なだけだとの声にお答えして、詳しい式による講義の補足を個々の節では行わず、主要な流れがつかめるようなキーワードとノートの章立ての記述にとどめ、本年度の期末テストの準備として、どこを重点的に学べばよいかを赤で示すことにしました。上記のリンクから、至急入手し、万全の準備を整えて、7/30の朝にまたお目にかかりましょう。

今週の月曜日に、リンクに問題があるというご指摘をいただいておりながら、ページの修復作業が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

2007年7月11日水曜日

ちょっとした驚き

古関は、最近子供の強い希望にも押されて、夏休みには清里に遊びに行くのですが、それに関して、定宿としているペンションのHPに写真が載っているのを見てちょっと驚きました。

曽根先生の特別講義と同窓会のHP

今日の2限は曽根悟先生の特別講義でした。学部4年生対象の講義ですが、学期末と言うこともあってか、あまり真剣に聞く気のなさそうな学生が目立って後ろの方に結構座ってるものが目だったので、つい腹を立てて、前に座るように「強権発動」してしまいました。

実は自分が4年生の時の特別講義は、担当教官がその曽根先生で、いつも出口に立ってエスケープしようとする我々を厳しく監視しておられたことが鮮明な記憶として残っています。

その曽根教授の、特別講義に関する「警告」(Kは途中で授業を抜けて、数十分の後もどってきたなどの詳しい記述がある:<==ちなみにこのKは古関ではない!)は、名物として、我々の学年では語りつがれており、86年度の卒業アルバムにはその写真が載っています。そこから、世代が一巡したことを感慨深く思う時間でもありました。 曽根先生の御講義は、純電気ブレーキおよび、車上・地上のエネルギー蓄積装置の電鉄応用における技術動向に関わる大変優れた解説になっておりました。大学教員の後進として曽根教授のお話を伺いいつも感じること、逆立ちしても絶対にかなわないと思うところは、そのデーテイルの確かさです。今日の八戸や能代の駅を例とした解説は、曽根先生ならではの面白いお話であったと思います。その価値を理解できる人が本日の出席者の中に何名いたかは解りませんが、電気系進学者の数パーセントは伝統的に優秀な鉄道好きがいるものですので、結構理解者も多かったかもしれないと思います。

その後、先輩で電気系OB会のHPの活性化にご尽力いただいている渡部様の御説明を聞かせていただきました。このブログも先輩広場にリンクされるといいと思っています。電気系の卒業生はOB会も、電子情報の先端的な技術を充分活用して人のネットワークを広げるべきであるという基本思想はなかなか優れたものと個人的に思いました。

2007年7月9日月曜日

7/9 制御工学第一についての補足

 本日説明をした、状態空間法と多項式法を具体的に学ぶためには、冬学期の制御CAD演習テキストが役に立つと思います。ケスラー法、真鍋法など、「多項式法」の詳細は講義の中で詳しく扱うことはできませんでしたが、必要に応じて同じくここでよく学んでいただけるといいと思います。(なかなか、座学、試験対策の段階では、その「必要性」は明確に意識できないかもしれませんが...)
 また、古典制御から最近の制御理論まで全体を手っ取り早く見渡すための良書として、新誠一先生の「制御理論の基礎」をご推薦します。

2007年7月1日日曜日

7/2 3年生講義「電気機器学基礎」演習の出題と講義ノート

 この講義も残すところ7/9の1回となりました。

 7/2は前回説明し切れなかった、単相小容量の誘導機の説明を手短に済ませ、冬学期の横山教授によるパワーエレクトロニクスの講義へ入門編としての「パワーエレクトロニクス入門」を講義します。その講義内容の確認のための演習問題を7/9(あるいは試験日7/30)にご提出いただくべくここにおきますのでやってみてください。ファイルにはPWがかかっています。(<==7/912:30 動作確認しましたが、PWを入れて問題なく開けています。講義の際にファイルが壊れているといった人、PW等に間違いがないか、再確認してみてください。)

期末試験も迫っているので、講義ノートも整備を急ぎ、同じところにより完成度の高いものを、数日内に載せるよう努めます。(<==作業が遅れていてすみません!)
 期末試験は、講義の際に述べたように、自分で作成したメモ用紙1枚(表裏に自由に何でも書いてよい)のみを持ち込み可とします。自分自身の勉強をかねて、推奨参考書、講義ノートなどから、メモ用紙の作成を入念に行ってみてください。期末試験は、7/30(月)の2限の予定です。
 なお、参考書などは、講義初回のプリントをご参照ください。短期間に手っ取り早く勉強するには、(数式の記述が最低限の量に抑えられているため平均的な大学生用の教科書などよりはだいぶ易しい内容になりますが、)オーム社の「図解 電気の百科」第14, 15章をご覧になると良いと思います。7/2のパワーエレクトロニクス入門は、この本の15章の記述を中心とした講義ノートです。(ちなみに、この章の執筆は古関自身です。)


---演習問題の内容(上記pdfと同じ)-------
電気機器学基礎演習問題
(2007.07.02出題/07.09 or 07.30提出)

[1]
パワーエレクトロニクスにおける半導体素子の用い方の特徴は何か?を、一般のアナログ信号増幅器におけるトランジスタ、FETなどの機能との比較して述べよ。

[2]
サイリスタを用いた点弧角による電圧制御(=出力電圧の点弧位相角制御)について、単相のサイリスタ整流器を例として、その回路図と主要な部分の電圧、電流波形を示して説明せよ。そして、この制御方式で、電圧を絞っていく際に生じる問題点は何かを説明せよ。

-----演習問題終わり--------