Thursday, 15 December 2011

2011/12/14 J-Railパネルディスカッションにて古関がお話した内容の控え



JRAIL 2011 震災関連討論会
2011/12/14 首都圏直下型地震に向けた検討課題の議論

「東日本大震災を踏まえて 旅客の避難誘導、帰宅困難者問題、運行管理、電力供給、地震早期検知、そのほかのソフト対策」


(1)
首都直下型地震,首都圏直下型地震に向けた検討課題の議論
東日本大震災を踏まえて
旅客の避難誘導、帰宅困難者問題、運行管理、電力供給、地震早期検知、そのほかのソフト対策

(2)
一帰宅困難者としての経験から
本郷から三鷹まで 30km 7時間の徒歩

技術的には、止めて、安全性を確認し、(部分的にでも)運転再開を最優先にするという判断は正しかったはず
少なくとも数時間は公共交通は止まるものだという前提
コンセンサスと生き残りの体制作り

(3)
職住接近ではないことの基本的脆弱性:小学生の親として
保育園の対応
小学校の対応

公共交通/通信(電話、メール、ツイッター,...)/教育機関の対応
数時間は公共交通は止まるものだ
携帯電話の基地はバッテリーで機能維持
文字情報だけでも伝われば格段に安心は増す

(4) 
平時の交通弱者は非常時にはさらに
....外国人と障がい者 

スマホ、メール、オンラインマップ、GPS、ラジオで救われた徒歩移動

障がい者の支援に技術的決め手は無い? しかしどうしても必要な配慮
逼迫した状況の中で、公共交通事業者がどこまで、具体的にどのような交通弱者支援ができるか?
(については、より平時からの検討が必要?)
地元、職場や学校の人的ネットワークが最後の砦
沿道で見られた規律と相互扶助
より大きく応えた3/14以後の通勤輸送削減

(5) 電力供給の問題
照明、情報通信、動力
とりあえず東京大停電は無かった3/11だが
想定外だった「発電力の不足」
高価な社会実験としての「計画停電」
鉄道動力だけは優先すべきだった?
電力量と電力
省エネルギー運転技術

(6) 電源構成の変化:それでも進めるべき交通の電気化
原発事故を受けて大きく変化するエネルギー基本計画
総合資源エネルギー調査会基本問題委員会での密な議論
東北新幹線の損害:目だった電気系設備の損害
平時の冗長性の意味
早かったと言ってよい復旧 電気は線をつなげば通る
真空遮断機とGIS: 小型化、保守省力化のための設備投資がもたらした恩恵
再び「震災に学ぶ」:信号・通信系も含めたシステム全体の電源の見直し
電気化の利点は何物にも変え難し!

(7) 情報技術とネットワーク:各種防災システムのゆるい連携
有効に機能した地震検出に連動した列車停止の仕組み
非常時こそ必要な正確かつ客観的な情報開示
複数のメディアでこまめな情報提供を
インターネット ソーシャルメディアにも信頼おける機関の積極的関与を
各種防災情報ネットワークのゆるい連携: 地震 雷 火事 洪水 ??
災害への堅牢性を持つ自立分散型センサネットワーク

(8) まとめ
生活者の視点から:
職住接近 でない大都市圏の脆弱性は交通だけの問題ではない
 学校の問題 子供との対話 地域の人的ネットワーク 

重要な正確な情報開示 交通弱者の支援 

非常時こそ情報と交通の相互補間が重要

まずは維持すべき多チャンネルのリアルタイム情報の流れ
 それが出来れば物理的移動手段の回復に時間的余裕がもてる
 正確な情報伝達が公共交通の安全確認・運転再開にも資する

電力供給:早期に行うべきシステム脆弱性の抑制
電源が絶対的に不足することもある!:省電力運転は中長期の重要課題

十分に議論が尽くされていない課題
省力化・運転自動化と非常時の機能の維持との関係