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2017年10月25日水曜日

Zoho使ってみました。<ーースイスからのオンライン遠隔補講の準備

10/23の朝の講義を、台風のためやむを得ず急遽休講とした結果、制御工学第二の、講義時間が不足してしまうことになりました。そこで12月の欧州滞在中、休講予定としていたところで、何とかその補講の措置取る方法を急遽検索したところ、最近Webinar のツールがいろいろ提供されていることがわかりました。

evernoteやGoogle driveを使用する以前から、Zohoを自分自身のメモや予定帳を記入するクラウドのツールとして細々と使っていたのですが、そのZoho meetingにWebinarのサービスがありました。50人まで参加可能なWebinarの有料サービスを1ヶ月だけ契約して、12/4の制御工学第二の講義を、スイスのホテルから試行すべく準備をしようと思っています。

準備ができ次第、制御工学第二の講義の中でその具体的な参加法などを紹介したいと思います。遠隔からの講義が技術的にうまくいくかどうか自信はありませんが、12/4の1限は履修者の皆さんは、ご自身のPCをネットに繋いで、オンラインの講義に参加をしてみてください。

2009年7月13日月曜日

本日で担当の夏学期講義はすべて終了しました。

本日の朝の2コマで、今学期担当の講義はすべて終了しました。みなさん、期末試験にむけてしっかりと勉強をしてください。暑い中大変とは思いますが、大切な勉強のチャンスですから、がんばりましょう!

今日の講義の最後に、過去のブログを見れば過去問の傾向はつかめるでしょうと申しましたが、どうも昨年は忙しくて、試験結果の講評をこのページに出していなかった様です。ごめんなさい。

でも試験問題の傾向は、この数年の演習問題や2年前の試験の講評などをごらんいただくことである程度つかめますね!

2009年6月28日日曜日

gmailオフライン機能の恩恵

これは単なる個人的なおしゃべりです。
  1. どこからでもメールにアクセスできる方が望ましいこと
  2. スパムメールに苦しめられているためできる限り優秀なスパムフィルタがほしかったこと
  3. 検索機能が便利なこと
  4. ノートパソコンが突然死んでも仕事上大きな穴を空けずにすむこと
から、gmailをこの2年くらい使っています。しかし、移動時間が多い(毎日通勤時間だけで4時間!)日常の中で、オフラインでメールの処理ができないことがかなり苦痛で、ちょっと会議や出張があると未処理のメールが300通くらい積みあがってしまうことが常態化し、諸方面にご迷惑をおかけしてきました。

この週末に、gmailにオフライン機能が追加されたことを知り、早速手元のネットブックにその機能を追加してみました。その恩恵で移動時間中を有効に利用したメール処理により、メール筆不精症候群から開放されるといいのですが......その成果の如何は2週間もすれば答えが出るでしょうから、またここでご報告します。==> だいぶ日がたってしまいましたが、出先でのメールの処理にはかなり役に立っています。とくに、海外出張の際の、飛行機の中や空港での長い待ち時間を有効利用できるのはありがたいです。

(単に仕事がまた増えるだけになって結局破綻するかもしれないという不安にもおびえつつ、ぐずな自分を嘆く昨今です。) ==> しかし、この懸念も現実化しつつあります。また、オフライン機能を入れたことでオンラインのときの動作が重くなったり不安定になった気もします。(2009/10/2追記)

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上記の記述から数日が過ぎました。

gmailのオフライン機能は、通勤や会議での移動が多い身にはなかなか有用です。
gmailとは当然相性が良いはずのchrome上での動作は必ずしも安定しているとは言えず、しばしば同期の動作が思ったようにできなかったり、メールのページの起動に妙に時間を要したりと、小さな不具合はありますが、この機能のおかげで、隙間時間にメールチェックや簡単な応答ができるようになったので、机についている時間をより生産性の高い作業に充てられるようになったことが非常にありがたいと思います。

あと、オフライン用の同期の際に自動的にダウンロードする添付ファイルのサイズの上限を500kB程度に小さな値に抑えておくこと、オンライン時の同期にかかる時間を減らすために有効だと思います。

2009年2月18日水曜日

旧いメモリの小さなPCを使いまわす方法(自分用のメモ)

 最近はLinuxが古関のような素人でも使えるくらい便利なものになり、旧いマシンをまともに使うことができます。年度末の廃棄の時期になり、院生が、学内で廃棄になっているPCのパーツをどこからともなくかき集めてきて、新たな?PCを組み立てています。しかし、そんなジャンクなマシンに高価なWindowsをインストールして使おうとしているのを見ると、何だか変な気もします。

 古関は最近Ubuntuを主として仕事に使っていますが、さすがに物理メモリが200MB未満のマシンでは、Ubuntuをまともに動かすことも困難です。そのような場合は、Puppy Linuxを用いるか、もしくはecolinuxのインストーラを用いて、ecolinuxをインストールし、そこから少しずつ機能を増していくという方法が考えられます。(ただし、この場合、手動でネットワーク設定をしたくなければDHCPでネットにつなぐ環境が必要になります。)

 後者の方法について、以下にメモをしておきます。

(1) 512MB程度の、安いUSBメモリを準備する。そして、性能の良いマシンでUbuntuをCD起動し(あるいは、旧いマシンでPuppy LinuxKnoppixをtwmで動かしても良いのですが)、cfdisk, gparted, qtpartedなどのパーティション作成ツールで、512MBのUSBメモリ全体をlinux swapパーティションにする。

(2) これを「旧いマシン」に挿して、ecolinuxをCD起動する。

(3) ecolinuxのインストーラを起動する。その後、インストーラの指示に従って作業を進めるが、ハードディスクのパーティション設定を手動で行い、ハードディスク上にやや余裕を持ったswap領域を確保する。(たとえば1GB程度。)

(4) ecolinuxインストールができたら、ハードディスクから起動し、ネットにつなぎ、
      sudo apt-get update
      sudo apt-get upgrade
でソフトを最新状態にする。

(5) さらに、好みに応じて
      sudo apt-get install twm fluxbox fluxconf
などとして、より軽いウィンドーマネージャもインストールする。

(6) その後、必要に応じて totem, openoffice, octave, skype, acroread, evince, Thundrbirdなど必要なソフトを追加インストールする。もっとも、zoho, Google docsなどで仕事をしようという方は、firefoxさえまともに動けばいいので、このプロセスは不必要。

なお、(2)までの手続きは、xubuntu, knoppix, gOSなどもう少し重いlinuxを貧者のマシンにインストールする際にも有用だと思います。でも、ある程度限られた環境でまともに使い物になるのは上記3者の中ではXubuntuだけかもしれません。

(以上はほとんど自分用のメモです。)これで、古関の家では数千円で購入した中古のIBM X21やR31がフル稼働しています。こういう環境に慣れると、この文を書いている Lenovo S10e (Ideapad)が、超高級マシンに感じられます。
   

2008年4月8日火曜日

昨今便利に思っているPCをめぐる環境について

 このブログはGoogleの提供するサービスを利用したものですが、最近多くの文書をGoogle docsZohoを利用して作成、管理しています。まだ、多くの人はこれに慣れていないし、企業の方は、会社内のネットワークのセキュリティ設定の問題などでアクセスができない場合もありますが、国際規格の審議などに、オンラインで直接複数の関係者が最新版にアクセスしながら共同作業できる環境は、幹事、事務局側のバージョン管理の手間が大幅に削減できるので良いと思っています。

 Lindowsがエッジ(ホリエモンがライブドアを買収する前に社長をしていた会社?)の商品として出されたころにはあまり現実的でなかった、メールの文書を含め「重要文書が向こう側にある」という環境は、上記に加えてGmailなどを使うようになった今日、現実的に仕事で機能するようになっています。そのLindowsもいまはFreespireとして、数多あるフリーで入手可能なLniux-デスクトップOSの一つとして位置付けられるようになったようです。

 3年前はとてもまともに使い物になるとは言えなかったLinuxマシンで仕事をするということも、ネット接続とFirefoxさえ使えれば、どこでも同じ使い勝手でできる、USBメモリなどのストレージデバイスが手元になくてもとりあえず大丈夫ということになって、現実味を帯びてきました。

 CDで起動するLinuxも、Knoppixが一番と思っていましたが、最近はUbuntuMepisなどの、非常にユーザにとって使いやすい優れたデスクトップOSがごく普通にダウンロードして入手できます。Windows2000やXPの動作が遅くて不自由が感じられるようになりつつある数年前から使っているノートPCで快適に動作するので、重宝しています。プリンタやUSBメモリなどの周辺装置との相性もずいぶんよくなって、mount umountのオプションを明示的に意識することなくデバイスの着脱もできるようになったのもありがたいと感じる今日この頃です。

 これら最近のLinuxは、それなりのマシンスペックを要求して重いため、古いマシンを復活させ、「ダマシダマシ使う」用途では困ると思っていたところ、EcolinuxDSLなどの軽いOSが、Firefox最新版を載せた形で普通に簡単に入手、インストールでき、綺麗に動作するので本当に便利になったと思います。このFirefoxが初期状態では含まれていないものの、Puppy Linux というのが、これらの軽量Linux-OSの中では特に使い勝手がいいように思います。 

ScilabOctaveを入れれば、ちょっと古くなった機械でも、実験データ処理や数値計算のための自分用マシンとして、とても有用なものになるでしょう。

2008年1月21日月曜日

ドイツ学術交流会の記念誌への投稿

1989年6月-1990年10月までのドイツ滞在に関してご支援をいただいたDAAD ドイツ学術交流会の記念誌へ寄稿した拙文の草稿を、以下に掲載します。(記念誌の最終稿は、編集ご担当の方との協議で変更になる可能性がありますが、講義を取ってくださっている学生の方々にもご覧いただけるよう初稿をここに載せておきます。)

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渡独への熱き思いから20年
         89-90 Braunschweig 工科大学
         東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授 古関隆章

1. 留学の経緯
 私がDAADの奨学精度を知りドイツ留学を志したのは1988年博士課程1年生の夏だった。修士課程で吸引式磁気浮上リニア誘導モータによる推進を実現する磁気車輪の研究をした。その成果を1988年初夏にHamburgで開催されたIVA 国際交通見本市と併催されたMaglev '88(磁気浮上システム国際会議)で発表し、初めてヨーロッパ、そしてドイツを訪れる機会を得た。また、当時まだ営業運転されたいなかったICE (Inter City Experimentalと呼ばれていた)の試験車にも乗ることができた。
 ドイツの6月はすばらしい季節、会議で出会ったDornier社の技術者にFriedrichshafen近くのご自宅にお招きいただき、夏のBodenseeの穏やかで美しい夕暮れの風景に魅せられた。IAESTEに応募し、ドイツの企業で実習したいと指導教官の正田英介教授に相談したところ、「そんな中途半端はせずDAADというのがあるからその制度を活用してドイツの大学できちんとした研究をして来い」との御指導で、先生と研究上深い交流のあったBraunschweig工科大学の電気機械・鉄道研究室のH. Weh教授に拙い英文で手紙を書きDAAD申請に際しての御支援を仰いだ。思えば、Weh先生が85年秋に来日し東大で有限要素法のリニアモータ解析への応用について講演したのが、自分が初めて聞いた英文の講義だった。学部の輪講のために初めてまじめに読んだ外国文献もそのWeh先生執筆のものだった。、不思議な縁を感じつつ渡独した。
 一方、通信の発達していない当時、ヨーロッパに一人で渡るのは「地の果てに行く」ような感じでもあった。

2. 磁気浮上・リニア誘導モータの研究と技術動向
 85年9月に学部の卒業研究のため正田先生の研究室に配属して最初にやったのは、東京で開催された磁気浮上システム国際会議の裏方としてのお手伝いだった。研究の基礎となる知識もない中で、多くの外国の専門家(おそらくはその多くがドイツ人だった?)の熱気溢れる討論を直に見、内容はよくわからないが彼らの熱意に大いに刺激を受けた。当時はつくば博覧会で磁気磁気浮上車HSST-03が実際に乗客を輸送する実績を作っていた。国鉄が開発していた超電導磁気浮上も、ML-500も宮崎の実験線で世界最高速の走行試験記録を達成し、乗客用の座席を持つMLU001への展開という、実用化を意識した研究開発が熱心になされていた。電気学会でもリニアドライブ技術委員会を設立すべく準備がなされ、関係者の意気が大いにあがっていた。
 一方西ドイツではTransrapidのEmsland試験線の北側ループ線での高速試験走行実績が蓄積され、南側ループ線を増設しての連続走行試験が視野に入りつつあった。
 今の中国がそうだが、国がどんどん成長しているときには、人々は磁気浮上車のような新しい高速鉄道システムが欲しくなるのだろう。

3. 激動の留学期
 私が「西」ドイツに渡った89年6月には冷戦構造が当然のこととしてそこにあり、その対立の最先端にあって象徴的存在だった西ベルリンの壁に沿って、西側の先端技術を東に誇るかのように、M-Bahnという磁気浮上車が営業運転されていた、。西ドイツにおける磁気浮上技術は、このように政治的に特殊な意味も持っていたかと思う。なお、その後、大ベルリン市の中に位置することとなったM-Bahnはベルリン市の公共交通ネットワークの中で、まさに「浮いた存在となってしまい、他の路線との互換性が高い地下鉄に置き換えられ、ベルリンの壁と共に歴史的存在となった。
 私がドイツGoettingenに渡った1989年6月5日は、天安門事件の日であり、その後、Braunschweigに移り、11/9にテレビを購入して下宿でセットアップし最初に見たニュースは、東独政府が国民の西側への旅行の自由を発表したという衝撃的なものであった。それから90年10月のドイツ統一に至る1年間が歴史的大変化のときであったことはいうまでもない。そんな時期に、東西ドイツの境界に近いBraunschweigで静かな研究生活を送ることができたのは、何物にも替え難い貴重な幸福であったと思っている。

4. 20年を経て....ドイツ学術交流の今日的意義
 ドイツ留学を志し準備に着手して既に20年が経とうとしている。日本では【失われた10年」を経て昨今の経済は好調といわれながらも、目下、政治の混乱、株価の暴落、社会格差の顕在化、とまらぬ少子高齢化、各種偽装問題が報じられ、我が国の将来の明るい展望を語れる人は多くない。
 一方、ドイツはEUをリードする大国として影響力と安定感を増しつつも、アメリカ発のグローバル化の潮流の中で、その固有の良き文化、伝統をどう保持かに悩んでいるように見える。
 ドイツの工科大学で十数年前から言われていた、工学離れ、電気電子工学離れは、今や東京大学を含む日本の主要大学でも顕著になっており、日独ともに、産業の競争力低下、空洞化が懸念されている。ドイツが誇る前述の高速磁気浮上鉄道も、いまだ国内での実用例はなく、昇る竜である中国の上海で活躍している。日本では愛知博後もリニモが都市郊外路線として営業を続けているが、山梨リニアの営業線開通までは、まだ数年の道のりがありそうだ。
 両国とも、その力の源泉たる先進技術が、人々の気持ちの中で「空気のような存在」になっていて、若者にアピールしにくいのかもしれない。しかし、技術を志向する若者にとって、やはりドイツは学ぶのに良いところで、私の研究室からもすでに3名がDAAD奨学生としてドイツの3つの大学で活躍してきた。インターネットの発達、特にwebやSkypeの普及は、本来孤独な海外留学の風景をずいぶん変化させているだろう。したがって、20年前のような高揚感はもはや得られないかもしれないが、普段から影響の強いアメリカと異なる、ある意味で保守的な文化伝統を持つドイツで学ぶことは、日本人としての自分を再発見すると共に、グローバル化の何たるかを第三の視点から実感する良い機会となろう。
 ドイツ語で専門を学ぶことは、用語の定義に始まる基本論理を大切にしつつも、実用性の高い思考方法を培うことになり、日本学徒にとって意義が大きい。同時に、日本の大学人や学術政策に関わる人々は、Goethe Institutやドイツの奨学制度の、文化発信ビジネスモデルとしての優秀さにもっと着目してよいと思う。

----おわり----