第二回目のレポートを見て感じたこと
演習6の記載に10/30の正誤表にあるような、制御器の伝達特性の式に誤植があり、ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。
本日出していただいたレポートを採点して、既に演習中に個々にコメントを返しましたが、全体として下記の<非常に初歩的な>問題点をもつ報告書が多かったと思います。次回からのレポート作成(本科目のみならず他の実験なども含めて一般的に!)では読む意味のあるレポート(=自分自身でまとめる意味のあるレポート)を書けるよう、一般的に共通してみられる問題点として以下の点に留意してください。
- 計算機演習共通の問題だが、アナログの対象の例題を扱っているにもかかわらず、有効数字の概念が抜け落ちている。
- 計算結果や、計算の過程を示すソースコードは記載されているが、考察、議論がきちんと書かれていない。
- 計算結果のグラフは、デフォルト設定で出力したままを印刷しているだけで、ゲイン余裕、位相余裕などを、どこで具体的に読み取ればいいのかなど、注目すべき点に関する記載や、そのために必要な目盛りをグラフに加えるなどの、読み手の立場に立った配慮に欠けていて、計算結果の取り扱いがぞんざいな感じがする。
- 日本語として意味不明な記述をしている人もいる。
- 複数の曲線をグラフに描いているときに、設定条件とその曲線の対応関係が明示されていないグラフがあった。
- シミュレーションを繰り返しながらゲインの探索をする部分で、どのような方法論で解答に近づいて言っているのかが明示されていない。(単なる試行錯誤でもよいが、その過程でも何らかの合理的な判断をしているはずなので、そのことを記録しておくべきであろう。)
- カラーのグラフをグレースケール化したときに、見えなくなってしまったものをそのまま載せているのは、レポートとして明らかな不備である。
- ソース、コードには、最低限、プログラムの目的、コードをした日付、変数の定義、主たる機能の定義などの説明的な記述を入れておくべきである。
当方の誤植を指摘してくれたことも含め、とてもよくできていると思ったレポートが2件ありました!!
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