2010/11/23 東京大学大学院電気系工学専攻准教授 古関隆章
2010/11/25 16:10-16:45
リニア新幹線と将来への期待
(1) はじめに
目次
自己紹介
修士論文(磁気車輪とリニア誘導モータ)
博士論文(磁束合成形リニア誘導モータ)
磁気浮上技術への現在のかかわり
講演内容と自分の立場
(2) 磁気浮上技術の特長-----鉄輪式との比較
鉄輪の3つの機能
速度ごとのモード分類
リニアモータ.....ダイレクトドライブと長所と短所
非接触支持と磁気浮上
実は硬い磁石のばね ..... 乗り心地の問題と脱線
信号保安と動力が同じ仕組みの中でできること(車上一次形リニアドライブ)
(3) 磁気浮上/リニアドライブの技術方式
支持/案内/推進の方式一覧
車輪と車上一次式リニア誘導モータ (リニアメトロ、スカイトレイン)
車輪と永久磁石形同期モータ
電磁吸引式磁気浮上と車上一次形リニア誘導モータ
電磁吸引式磁気浮上と地上一方式リニア同期モータ
誘導反発式磁気浮上と地上一次式リニア同期モータ
(4) 磁気浮上/リニアドライブ技術の歴史 ----- ドイツ、スイス、中国など
早期の非接触支持のアイデア
ドイツにおける早期の研究開発
Transrapid 黎明期
Transrapid 05 以後
Swissmetro
HSSTとリニモ
中国 上海磁気浮上高速鉄道とその後の展開
その他 イギリス ドイツ(M-Bahn) 韓国 アメリカ ブラジル...
(5) 日本の国鉄由来の浮上式鉄道---リニア新幹線
これまでの歩み
超電導の選択とEDS
宮崎実験線(とサイクロコンバータ)
コイル配置と浮上・推進
車上電源と非接触浮上
山梨実験線 ----- パワーエレクトロニクスと超電導磁石信頼性の向上
(6) 超電導EDSと中央新幹線 ----技術開発と評価の経緯
開発の主体:国鉄/鉄道総研から東海旅客鉄道会社へ
試験線における走行実績
超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会まで行われた技術評価
最新の「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」での議論
画期的な東海旅客鉄道(株)自主計画宣言とその後の調査活動
交通政策審議会中央新幹線小委員会
(7) 現状と日本のとるべき道
日本の磁気浮上鉄道開発の特長--- 純粋な民間サービスとしての鉄道の歴史
躍進する中国
中国の躍進?と日本の磁気浮上鉄道技術
見せ球としての高速鉄道
2010年は「はやぶさ」の年 ----子供たちの夢
中央新幹線リニアは早期の実用化を!
(8) まとめ
磁気浮上技術一般論---特長、位置づけ、方式と歴史
リニア新幹線の技術
中央新幹線にかかわる議論の本日時点での状況
今後にむけた私見 --- 見せ球/国威発揚としての高速鉄道、互換性のないシステムの軛
上記のアウトラインに基づいて当日発表のスライドを作成いたしました。
著作権上の問題も考慮して、当日配布の資料に記載したパスワードで暗号化したスライドのコピーのファイルを、ここにアップロードいたしました。古関の事実誤任による不適切な記述がございましたら訂正いたしますので、忌憚ないご指導をよろしくお願い申し上げます。(スライドのパスワードをお忘れの方は古関宛にメールで直接お問い合わせください。)
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