金博士のTAの新提案から派生して考えた
F君の二号機のアイデア
(可動子構造強化部に、位置センシング、配線補助
の機能を持たせたもの)
残念なことに、Halbach磁石が持つ内部応力に、磁石を装着していた接着剤の力が勝てずに、前述の1号機については、虎の子の試験機を破損するという不幸を最近経験しています。
この後の新しい試験機の設計を、金博士のTAの構成を拝借して応用する形で行っていくのか、空心コイル+Halbach磁石配列のアイデアを引き継ぐ形で行うのかは未定です。もし後者でいく場合には、金博士がTAで新たに工夫された、構造強化部と類似の構造を持つ構造強化体を、空心コイル可動子の補強に用いる下図のようなタイプがよいのではないかと思います。詳細検討ができていないので、現段階では論文の形で成果公開ができませんが、そのアイデアは以下のようにしたいと思っています。
上図のように、可動子の構造強化部に、その側面を利用して、電源の配線や位置センシングなどの機能を搭載することで、システム全体としての小型化、軽量化に寄与するような構成ができれば良いと考えます。
このアイデアは、これまでもF君の奨学金申請や審査のために必要なところでは説明していたので、そういう意味で既に「公知の事実」ですが、これまでは、金博士の新しい提案のビジネス上の展開を阻害せぬよう、議論を一般の場で行うことは控えてきました。しかし、すでに、アイデアの元になっている構造強化部の構成を展示会で金博士が公開されたため、大手を振ってこの提案を皆様にお示しし、今後の研究開発のために御意見をいただくことができるようになりました。
今後、F君中心に具体的な検討を進め、何ヶ月か後の学会や展示会での議論に載せられるようになると良いと、JIMTOFでの展示者の熱意を感じて決意を新たにしました。
(といってもJIMTOFは大変人が多かったので、疲れてしまい、あまり多くの展示を見て回ることができなかったのは、病後の体ということで、自ら情けなく思った次第です。)
0 件のコメント:
コメントを投稿